空調工事業のキャリアパス

こんにちは!株式会社 三栄空調です。

弊社は愛知県刈谷市で50年 空調工事業を営んでおります。刈谷市を中心に空調工事・換気設備工事などの業務を展開しています。

現在弊社では、現場スタッフ、施工管理スタッフを募集中です。



この記事では、空調工事でのキャリアアップについてお話しします。

手に職をつけたいと考え、空調工事業を検討されている方のお役に立てれば光栄です。



空調設備業界における職人から施工管理職へのキャリアパスには、スキルや知識を身に付けるための段階があり、経験を活かして新たなキャリアを築けます。

以下に、空調工事におけるキャリアパスの概要や、必要なスキル、資格、そしてキャリアアップの方法について詳しく解説します。



1. 空調工事職人の役割とスキル


空調の職人は、空調設備の設置や配管、メンテナンスなど、現場での実作業を担当します。職人として空調工事の経験を積むと、現場で必要とされる技術や知識が身につき、工事全体の流れを把握できるようになります。

職人の段階では、主に以下のスキルが必要です。


設備設置と配管技術:空調設備の取り付けや配管のスキル、正確な位置決めができることが求められます。

作業安全管理:現場での安全対策についての知識と実行力が必要です。

問題解決力:現場で起こる不測の事態に対して、迅速に対応できる柔軟な判断力が求められます。

職人の経験を通じてこうしたスキルが身につくと、職場や顧客からの信頼が厚くなり、現場をまとめるリーダー役としての役割を担うことができるようになります。



2. 施工管理職の役割とスキル


施工管理職の主な役割は、現場の全体管理と工程調整です。職人が現場の施工を実施するのに対して、施工管理者は全体の工程計画や安全管理、品質管理を行い、現場が効率的に進行するよう調整します。施工管理職では以下のスキルが必要です:


工程管理:作業工程を立案し、工事が予定通りに進むよう管理するスキル。

予算管理:予算内で工事を完成させるための資材や人件費の管理能力。

品質管理:品質基準に沿って適切な施工が行われているかを確認し、必要に応じて指導や修正を行う力。

対人コミュニケーション:工事に関わるさまざまな担当者や協力会社との連携が欠かせないため、チームやクライアントとの円滑なコミュニケーション能力が求められます。

そのため、施工管理をする上では、職人としての知識がある程度は必要となってきます。



3. 職人から施工管理職へ転向する際に必要な資格


職人から施工管理職へのキャリアアップを目指す場合、いくつかの資格を取得することで知識やスキルを体系的に身につけることができ、転職や昇進の際にも有利です。空調工事業界では以下の資格が特に役立ちます:


管工事施工管理技士

空調や給排水などの管工事全般を管理するために必要な国家資格です。1級と2級があり、施工管理職への転向を目指す場合には、2級から取得し、経験を積んだ後に1級を取得する流れが一般的です。


冷凍空調技士:空調機器の設置や修理に必要な知識を証明する資格で、特に専門性が高く、キャリアの幅を広げることができます。


電気工事士:空調設備には電気が必須であるため、電気工事の知識を持つと施工管理職での幅広い現場対応が可能になります。特に第二種電気工事士の資格は基本的な工事を行うために役立ちます。


職長教育・安全衛生責任者:職人の経験を持つ人が職長(リーダー)となる際に受講する教育で、安全管理のスキルを学ぶことができます。


これらの資格取得は、経験を証明するだけでなく、施工管理としての技術力や知識の基礎が身についていることを示すため、キャリアアップの大きな支えになります。

弊社ではこうした資格に対して、資格手当として該当する資格ごとに手当を支給しています。



4. キャリアアップの方法


職人から施工管理職へ転向するための一般的な流れを説明します。


現場経験を積む:まずは空調工事の職人として現場経験を積み、工事の流れや作業内容を理解します。現場でのさまざまな問題に対応することで、管理職に必要な判断力や対応力が身についていきます。


資格の取得:職人としての経験が一定以上になると、管工事施工管理技士などの資格を取得しやすくなります。資格取得のためには実務経験が必要なため、まずは職人としてのキャリアを積み、タイミングを見て資格取得に取り組みます。


リーダーシップの発揮:職人としてリーダー的な役割を担い、工程管理や安全管理に積極的に関わることで、施工管理に求められるスキルを現場で身につけていきます。


施工管理者としての職務を兼任:現場リーダーから施工管理のサポート業務にシフトしていくケースもあります。先輩の施工管理者の補佐をすることで、施工管理業務を身近で学ぶことができ、現場での経験を踏まえて施工管理のスキルを習得できます。


施工管理職に正式に転向:資格を取得し、施工管理のスキルを積み重ねていくことで、正式に施工管理職としてのポジションに転向することができます。



5. 施工管理職でのキャリアパスと可能性


施工管理職としてのキャリアパスも幅広く、経験と実績を重ねることでさまざまな分野にステップアップが可能です。


プロジェクトマネージャー:施工管理の経験を積み重ねていくと、より大規模なプロジェクトを一貫して管理するプロジェクトマネージャーにステップアップすることができます。この役職では予算管理、スケジュール調整、クライアント対応など、より広範な管理業務が求められます。


専門分野への特化:空調工事の中でも特に設備のメンテナンスや省エネ対策、ビル管理技術に特化することで、専門性の高いポジションへのキャリアアップが目指せます。


マネジメント職や技術指導者:経験と実績を重ねて施工管理職としてのスキルを高めると、後輩の指導や現場全体のマネジメントに関わる役職への昇進も可能です。組織のリーダーや指導者としての道も開かれ、現場での経験を伝えながら後進の育成に貢献することができます。




まとめ

空調工事の職人が施工管理職にキャリアアップするためには、現場経験、資格取得、リーダーシップの発揮が重要なポイントです。職人としての経験を活かしつつ施工管理のスキルを身につけることで、将来的にはプロジェクト全体の管理や後進の指導に携わる役職も目指せます。施工管理職への転向は、新しい挑戦と責任が伴いますが、職人としての豊富な現場経験があることで、多くの現場で信頼される施工管理者としてのキャリアを築くことが可能です。



弊社では現場で施工や修理を経験。

そこからステップアップし先輩と施工管理を経験し、1人立ちする形で様々なポジションでマルチに活躍頂けるようにしています。


空調工事に関わる仕事に興味がある方、手に職をつけたい方、ぜひ弊社で一緒に活躍しましょう。詳細は採用情報ページからご確認いただけます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。



株式会社 三栄空調

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