こんにちは!株式会社 三栄空調です。
弊社は愛知県刈谷市で50年 空調工事業を営んでおります。刈谷市を中心に空調工事・換気設備工事などの業務を展開しています。
現在弊社では、現場スタッフ、施工管理スタッフを募集中です。
この記事では、業務用空調機の高効率モデルと通常モデルの違いについて
省エネ性能や採算性の観点から詳しく解説していきます。
空調機設置や更新のタイミングに夫々の違いを把握して頂ければ光栄です。
業務用空調機はオフィスビルや商業施設、工場などさまざまな場所で使用されており、その効率性は運用コストに大きな影響を与えます。
特に、近年では環境規制の強化やエネルギーコストの上昇により、「高効率モデル」の導入が進んでいます。
1. 高効率モデルと通常モデルの基本的な違い
1-1. 消費電力と運転効率の違い
通常モデルの空調機は基本的な冷暖房機能を備えているものの、エネルギー消費量が比較的高くなりがちです。一方、高効率モデルは最新の技術を採用し、消費電力を抑えつつ高い冷暖房能力を維持する設計となっています。
高効率モデルの特徴:
インバーター技術の採用:必要に応じて運転を制御し、無駄なエネルギー消費を防ぐ。
高性能熱交換器:通常モデルより効率的に熱を移動させ、エネルギーを無駄なく活用。
省エネ制御機能:運転状況に応じた自動調整機能を搭載し、最適な運転を実現。
1-2. 環境への影響
高効率モデルは、より省エネに繋がる事からCO2排出量の削減にも貢献します。
近年、地球温暖化対策の一環として、企業に対して温室効果ガス削減の義務が強化されています。省エネ型の空調機を導入することで、環境負荷を減らし、持続可能な経営を実現できます。
2. 省エネ効果の比較
2-1. 電気代の削減効果
高効率モデルの導入により、消費電力が削減されることで、電気代を大幅に抑えることが可能です。
例えば、通常モデルの空調機が年間50,000kWhの電力を消費する場合
高効率モデルでは約20〜30%の削減が可能となり、年間10,000〜15,000kWhの節約につながります。
電気代換算(電気料金単価 25円/kWh)
通常モデル:50,000kWh × 25円 = 1,250,000円/年
高効率モデル:35,000〜40,000kWh × 25円 = 875,000〜1,000,000円/年
年間250,000〜375,000円のコスト削減
このように、長期的に見ると電気代の削減額が大きくなり、投資回収も早くなります。
2-2. 補助金制度の活用
高効率モデルの導入に際して、国や地方自治体の補助金・助成金を活用することで、導入コストを抑えることが可能です。
例えば、省エネルギー投資促進補助金や中小企業向けエネルギー対策補助金などを利用することで、初期投資の負担を軽減できます。
3. 採算性の観点からの比較
3-1. 初期投資コストの違い
高効率モデルは、通常モデルと比較すると初期導入費用が高くなることが一般的です。
しかし、長期間にわたる運用を考慮すると、電気代の削減やメンテナンスコストの低減により、トータルコストは抑えられます。
3-2. ライフサイクルコスト(LCC)の違い
設備導入時には、購入価格だけでなく、以下の費用も考慮する必要があります。
電気代:高効率モデルは運用時の電力消費が少ないため、長期的に節約可能。
メンテナンスコスト:省エネ制御機能により負荷が少なく、故障リスクが低下。
機器の耐久性:高効率モデルは高品質な部品が使われることが多く、耐久性が向上。
例えば、通常モデルのライフサイクルコストが10年間で2,000万円かかるとした場合、高効率モデルでは1,500万円程度に抑えられるケースもあります。
4. どのような施設に高効率モデルが適しているか?
4-1. 商業施設・オフィスビル
多くの人が出入りする施設では、空調の稼働時間が長くなるため、高効率モデルを導入することで大きなコスト削減が可能です。
4-2. 工場・倉庫
広い空間を冷暖房する必要があるため、消費電力の削減効果が大きく、効率的な温度管理が求められます。
4-3. 医療機関・福祉施設
常に快適な室温を維持する必要があるため、エネルギー効率の良いモデルが推奨されます。
5. まとめ
業務用空調機の高効率モデルと通常モデルには、以下のような違いがあります。
高効率モデルは最新技術を採用し、省エネ性能が高く電気代を削減可能。
初期投資は高いが、長期的なランニングコストを抑えられるため、総コストは低減。
補助金制度を活用することで、導入負担を軽減可能。
商業施設、オフィスビル、工場、医療機関などの長時間稼働する施設に最適。
空調設備の選定においては、単なる初期コストだけでなく、長期的な運用コストや省エネ効果を考慮することが重要です。高効率モデルの導入を検討し、経済的かつ環境に優しい選択を行う事ができます。
弊社ではこうした空調機の比較や電気代の試算のお手伝いもしています。
また断熱塗装と組み合わせる事で、より省エネ効果を高めることができます。
空調機の省エネについて知りたい。
今の機械を変えたら、どれくらい省エネになるか知りたい。
そうした企業様、お気軽にお声掛けください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
株式会社 三栄空調
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