空調工事に必要な安全管理とは?新人が知っておくべき基礎知識とKY事例

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こんにちは!株式会社 三栄空調です。





弊社は愛知県刈谷市で50年 空調工事業を営んでおります。

刈谷市を中心に空調工事・換気設備工事などの業務を展開しています。








現在弊社では、現場スタッフ、施工管理スタッフを募集中です。

この記事では空調工事業における安全管理とは?注意点や必要となるスキルについてお伝えします。







空調工事における安全管理の重要性


空調工事は、配管や配線、高所作業、重量物の取り扱いなど、さまざまなリスクを伴う現場作業です。特にビルや工場、病院などでの新築工事や改修工事では、多業種の職人が同時に作業を進めるため、作業環境が複雑化しやすく、事故のリスクも高まります。


そのため、現場に携わる作業員一人ひとりが安全管理の意識を持つことが、事故防止の第一歩です。安全管理の基本を理解し、KY(危険予知)活動を通じて危険を未然に防ぐことが求められます。


空調工事における主なリスク


高所作業による転落・墜落事故


重量物(室外機など)の搬送・取り付け時の挟まれ事故


電気系統工事中の感電事故


酸素欠乏や中毒(密閉空間でのガス漏れ)


火気使用時の火災・爆発事故


これらのリスクを正しく認識し、それぞれに対する予防策を講じることが

安全な工事現場を作る第一歩です。




安全管理で求められる具体的なスキル


空調工事に従事する際、安全管理の観点から身につけるべきスキルは多岐にわたります。以下は代表的なスキルです。


1. 安全帯・ヘルメットの正しい使用方法


高所作業が多い空調工事では、墜落防止のために安全帯やヘルメットの着用が必須です。安全帯の取り付け位置や、ヘルメットのあご紐の締め方など、基本的な装備の使い方を習得する必要があります。


2. 危険予知(KY)活動の実施


作業前に「どんな危険があるか?」をグループで話し合うKY活動は、事故防止に大きく貢献します。KYシートの記入や、過去の事例から学ぶ力も重要です。


3. 工具・機器の安全な取り扱い


電動工具やガス溶接機器などは便利ですが、扱い方を誤ると事故につながります。点検、使用方法、保管方法などを理解し、安全な状態で使うスキルが求められます。


4. 危険物・有害物質の知識


フロンガスや冷媒など、有害な物質を扱う場面もあります。成分や取扱注意点、漏れた場合の対処法を知ることは、命を守る知識です。


5. コミュニケーション能力


多くの作業者と共同で作業を行うため、意思疎通は安全確保の基本です。合図、声かけ、注意喚起など、現場で円滑に連携を取る力が必要です。





KY(危険予知)活動の具体的な事例


KY活動とは、「危険(K)を予知(Y)する」ことで、事故や災害を未然に防ぐための取り組みです。ここでは、実際の空調工事現場で行われたKY活動の事例を紹介します。


事例1:高所作業での墜落リスク


作業内容: 天井吊り室内機の設置工事(脚立使用)予知される危険: 脚立の転倒、足場の不安定、落下物の危険対策: 脚立の設置状態を確認、足元の障害物を撤去、周囲に注意喚起テープを貼付


事例2:溶接作業による火災リスク


作業内容: 銅配管のろう付け作業予知される危険: 周囲の可燃物への引火、ガス漏れによる爆発対策: 火気使用許可の取得、消火器の準備、作業エリアの養生・除去確認


事例3:感電のリスク


作業内容: 配電盤から空調機への結線作業予知される危険: 通電状態での接触、工具の絶縁不良対策: 電源の完全遮断、電圧測定器での確認、絶縁工具の使用


KY活動を定期的に行い、全員で危険を共有することで、未然の事故防止が可能になります。





新人が現場で注意すべきこと


新人が現場に立つときは、まず「わからないことを放置しない」姿勢が重要です。

以下は、新人の方が特に注意したいポイントです。


指示を聞き逃さない

経験が浅いうちは先輩の指示が頼り。疑問があればすぐに確認しましょう。


安全ルールを軽視しない

慣れていないからこそ、基本的なルールを守ることが重要です。


正しい作業服・保護具の着用

暑さや動きにくさを理由に省略すると大事故に繋がります。


作業前点検を怠らない

工具・機器の破損や異常を早期に発見することで、事故を防げます。


新しい環境に不安を感じるかもしれませんが、「安全を最優先にする」という意識が、現場での信頼にもつながります。




資格取得も安全管理の第一歩


空調工事に関する資格を取得することで、正しい知識とスキルが身に付き、安全管理のレベルも向上します。以下は新人の方が目指したい代表的な資格です。


低圧電気取扱特別教育:感電防止の基本を学べる必須資格。


フルハーネス型安全帯使用特別教育:高所作業時に必要な安全帯の使い方を学べます。


ガス溶接技能講習:ろう付け作業を伴う場合に必要。


冷媒回収技術者(民間資格):フロンガスなどの取り扱いの安全性を学びます。


資格取得は、将来のキャリアアップだけでなく、日々の安全な作業にも直結する大切なステップです。




まとめ:空調工事は「安全第一」で成り立つ仕事


空調工事における安全管理は、作業員自身の命を守るだけでなく、現場全体の品質・工程にも大きな影響を与えます。


KY活動によるリスクの共有、正しい装備の使用、確かな知識とスキルの習得が、安全な現場づくりの鍵です。これから空調工事の世界に飛び込もうとする皆さんは、「安全第一」という言葉の重みを理解し、着実にスキルを身に付けていきましょう。


事故のない現場は、信頼される人への第一歩です。









弊社では現場で施工や修理を経験。


そこからステップアップし先輩と施工管理を経験し、1人立ちする形で様々なポジションでマル

チに活躍頂けるようにしています。



また、スキル(資格)に応じた資格手当を設けております。


空調工事に関わる仕事に興味がある方、手に職をつけたい方、ぜひ弊社で一緒に活躍しましょ

う。詳細は採用情報ページからご確認いただけます。




最後までご覧いただき、ありがとうございました。






株式会社 三栄空調

愛知県刈谷市大正町5-315



電話:0566-22-5711

FAX:0566-22-5665