職人から現場監理になるには?メリット・デメリットと実務の違いを徹底解説

こんにちは!株式会社 三栄空調です。




弊社は愛知県刈谷市で50年 空調工事業を営んでおります。

刈谷市を中心に空調工事・換気設備工事などの業務を展開しています。




現在弊社では、現場スタッフ、施工管理スタッフを募集中です。


この記事では空調工事における職人から現場監理を目指すには。そのメリットやデメリット。仕事内容についてお伝えします。






1:なぜ職人が現場監理を目指すのか?


建設現場において、職人は「手を動かす人」、現場監理は「現場全体を管理する人」という役割分担があります。

長年現場で汗を流してきた職人にとって、現場監理は一段上のキャリアステップとして注目されています。特に40代以降、体力的な負担を軽減しつつ、自らの経験を活かせるポジションとして選ばれることが多くなっています。


また、建設業界では若手の職人不足が深刻化しており、経験豊富な職人が現場監理にシフトすることで、技術の継承や現場の円滑な運営につながります。給与面やキャリアの安定性という観点からも、現場監理は魅力的な選択肢と言えるでしょう。





2:職人と現場監理の違いとは?


職人と現場監理は、業務の内容も働き方も大きく異なります。


職人は、実際に配管や溶接、機器の設置などを行う「現場作業のプロフェッショナル」です。現場に常駐し、手を動かすことを中心に業務が進みます。高い技術力が求められ、体力的な負担も大きいのが特徴です。



一方、現場監理は、工事の進行状況を全体で把握し、工程・品質・安全を管理する立場です。働き方も現場と事務作業の両方を行うため、現場だけにとどまらない広い視野とマネジメントスキルが必要です。また、職人時代には関わらなかった書類作成や、協力業者・施主・設計者との調整、工程表の管理なども業務に含まれます。


このように、専門性を深める職人と、全体を統括する現場監理では、求められるスキルセットも異なります。特に現場監理では、パソコン操作やコミュニケーション能力が重要になってきます。



3:現場監理のメリットとデメリット


メリット:

体力的負担の軽減:デスクワークの割合が増えるため、年齢を重ねても働きやすい


視野の広がり:現場全体を見渡す立場になり、現場の構造や流れがよくわかる


キャリアアップ:主任技術者や施工管理技士など資格取得を通じて収入アップが見込める


転職にも有利:経験があればゼネコンや設備会社への転職も可能




デメリット:

書類業務が増える:パソコン操作や事務作業が苦手な人にはストレスになる


責任の重さ:現場全体の進捗や安全、品質に責任を持つため、プレッシャーがかかる


人間関係の調整が大変:多くの職人や関係者と連携する必要があるため、調整力が求められる





4:現場監理になるためのステップ


ステップ1:現場経験を積む

まずは職人としての現場経験を積むことが大前提です。現場の流れや施工技術を理解していることは、現場監理としての信頼にも直結します。


ステップ2:施工管理の補助業務に関わる

小規模な現場や改修工事等の現場で、現場監理補助として書類作成や工程チェックを経験するとスムーズに移行できます。



ステップ3:施工管理技士の資格取得

国家資格である「1級・2級施工管理技士(管工事・建築など)」を取得することで、監理者としての業務範囲が広がります。受験には実務経験が必要なため、職人時代の経験がそのまま活かせます。



ステップ4:ITスキルを磨く

図面確認、工程表作成、報告書提出などでパソコンやタブレットの活用が必須です。

簡単なExcel、PDF編集、写真共有アプリ(Google Drive、ANDPADなど)の操作を覚えておくと重宝されます。



異業種からのチャレンジも可能

職人経験がなくても、異業種から現場監理を目指すことも可能です。

たとえば、営業職や接客業で培ったコミュニケーション力、製造業での安全管理や工程管理の基礎知識、事務職での書類作成スキルなどは、現場監理業務に活かすことができます。


未経験の場合は、現場監理の補助業務からスタートし、現場を知るところから始めるのが現実的なステップです。実務経験を積めば、施工管理技士などの資格取得にもつなげやすくなります。





5:実際に現場監理になった人の声と注意点


事例1:40代前半で転向「現場を見渡せる楽しさがある」


配管工から現場監理に転向したAさんは、「最初は書類の多さに戸惑ったが、全体の流れを管理する楽しさが出てきた」と語ります。職人時代の経験が評価され、協力会社からも信頼されるようになったといいます。



事例2:20代後半で挑戦「若いうちから経験すべき」


建築系の専門学校卒で現場に入ったBさんは、職人を2年経験した後、現場監理に移行。「人との調整が多くて大変だけど、スキルがつく感覚がある」と話します。


注意点:

現場監理は現場の最前線から少し離れ、チーム全体の成功に責任を持つ役割です。

給与は上がる傾向にありますが、その分時間外労働やプレッシャーも増えがちです。

書類作成やパソコン操作が苦手な場合は、事前に訓練しておくとよいでしょう。





まとめ:職人経験は現場監理にとって最大の強み


職人として積み上げてきた現場経験は、現場監理にとって何よりの武器です。

現場の細かい状況を理解し、技術者の立場で指示できる人材は重宝されます。


現場監理になることで、体力的な負担を減らしながら、収入アップやキャリアの幅を広げることが可能です。一方で、新たなスキルや責任も伴いますので、自分の得意・不得意を把握しながら、段階的にチャレンジしていくことが成功のカギとなります。


将来のために、今のうちから少しずつ「管理スキル」を意識して行動していきましょう。






弊社では異業種や中途での転職者が多いですが、しっかり技術をつけて

現場監理として働いて頂いています。

弊社従業員のインタビュー





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