工場の空調コストを 削減するには?大規模空間を効率的に冷やす方法を解説

こんにちは!株式会社 三栄空調です。



弊社は愛知県刈谷市で50年 空調工事業を営んでおります。

刈谷市を中心に空調工事・換気設備工事などの業務を展開しています。



現在弊社では、現場スタッフ、施工管理スタッフを募集中です。





この記事では工場などの大規模空間を効率的に冷やす方法について。空調機に頼らない方法トについてお伝えします。電気代も高騰しており、単純に空調機を設置する以外にどんな事が有効なのかを知ってもらえればと思います。





1:工場空間の空調コストが高くなる理由


広い工場内を快適な温度に保つには、大量の空気を冷却する必要があります。

特に夏場は屋根からの熱や機械の発熱で室温が上昇し、空調機に大きな負荷がかかります。

そのため、空調機の電気代が高額になりがちです。さらに、開放的な空間や出入口の多さも温度管理を難しくしている要因のひとつです。


当社も空調設備工事を多数手がけてきましたが、多くの工場管理者様が「空調にかかるコストをなんとか削減したい」と考えておられます。

この記事では、空調機以外の手段で空間全体の温度を下げ、効率的な温度管理を実現する方法をご紹介します。




2:コスト削減のための代替冷却手法


空調機の能力に頼らず、以下のような代替冷却手法を取り入れることで、大規模空間の冷却効率を高めることが可能です。これらの工夫により、直接的な電気代の削減も期待できます。


1. スポットクーラーの導入

局所的に冷気を送ることで、作業者の体感温度を下げることができます。全体空間を冷やすよりも電力消費を抑えられるため、作業エリアが限定される工場には非常に有効です。導入コストも比較的抑えられ、電気代に与える影響が少ないのが利点です。


2. 大型シーリングファン(HVLSファン)の設置

ゆるやかな風を大空間に送り、体感温度を下げます。直接冷やすわけではありませんが、熱がこもるのを防ぎ、空調の効率を大幅に向上させます。空気の循環が良くなることで、冷房効率がアップし、結果として電気代の削減につながります。



3. 外気導入システムの活用

夜間や外気温が低い時間帯には、外気を取り入れることで空間温度を下げることが可能です。排気とセットで行うことで、空気の流れが生まれ、熱がこもりにくくなります。自然の冷気を活用することで、空調機の使用時間を短縮し、電気代の抑制が期待できます。




3:断熱と遮熱で温度上昇を抑える


空調効率を高めるには、「冷やす」ことと同じくらい「熱を入れない・逃がさない」ことが重要です。これにより、空調機の負荷が軽減され、消費電力を抑えることができます。


1. 屋根や外壁の断熱工事

屋根や外壁からの輻射熱を遮ることで、室内温度の上昇を抑制します。特に直射日光を受ける屋根部分への遮熱シート施工は効果的です。これにより、空調機の稼働回数や負荷が減り、電気代の低減に貢献します。


2. 開口部へのビニールカーテンやエアーカーテン設置

搬入口や出入口からの熱気流入を防ぎ、冷気の損失を減らします。外気の侵入を防ぐだけでなく、虫やホコリの侵入も軽減できます。結果として空調の効率が上がり、余分な電力消費を防げます。







4:空調システムのゾーニングと自動制御


大空間をすべて均一に冷やすのではなく、使用状況に応じて「ゾーン分け」することで、冷房効率を向上できます。これにより、不要な冷却を避けて電気代を削減することが可能です。


ゾーン空調の導入

使用頻度の高い作業エリアだけを集中的に冷却し、その他の空間は最低限の冷却にとどめます。これにより無駄な冷房を減らし、エネルギーコストを抑制できます。


自動制御・センサー導入

人の動きや温度を検知して空調を自動制御するシステムも効果的です。空調の無駄な稼働を防ぎ、最適な運用が可能になります。結果的にエネルギー効率が向上し、電気代の削減に直結します。




5:省エネと快適性を両立する空調計画のポイント


工場内の快適性とコスト削減は両立可能です。

以下のポイントを押さえて計画を立てることで、実用的で効果的な空調環境が実現できます。


現場の温度分布を可視化する(サーモグラフィーなどの活用)


作業環境と熱源の位置を考慮したゾーニング


断熱・遮熱・通気・外気活用の組み合わせ


現場に合ったスポット冷房・送風装置の選定


私たちも現場に伺い、実際の状況を見ながら最適な方法をご提案しています。

高額な設備導入をせずとも、工夫次第で快適性と省エネは実現可能です。特に電気代の削減は年間で見ると大きなコストインパクトがあるため、早めの対策が重要です。






まとめ:大規模空間の冷房は空調機だけに頼らない工夫が重要


工場などの大空間では、単に空調機の能力を上げるのではなく、熱の侵入を防ぎ、必要な場所だけを効率よく冷やす工夫が鍵になります。

スポット冷房やシーリングファン、ゾーン制御や断熱対策など、多角的な対策によって、コストを抑えつつ快適な空間をつくることが可能です。


特に電気代の高騰が続く昨今では、運用方法を見直すだけでも大きな節約効果が見込めます。私たちも実際の現場に合わせた提案を行っていますので、冷房にお困りの際はお気軽にご相談ください。





最後に弊社での導入事例をいくつかご紹介します。

工場内にダクトを伸ばした事例

熱気が籠る事を改善した事例

断熱塗装を実施し、省エネと輻射熱を改善した事例







空調機の省エネについて知りたい。


今の機械を変えたら、どれくらい省エネになるか知りたい。


そうした企業様、お気軽にお声掛けください。






最後までご覧いただき、ありがとうございました。








株式会社 三栄空調


愛知県刈谷市大正町5-315


電話:0566-22-5711


FAX:0566-22-5665