R32採用の業務用空調機、安全義務化の最新設置ガイド

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こんにちは!株式会社 三栄空調です。





弊社は愛知県刈谷市で50年 空調工事業を営んでおります。


刈谷市を中心に空調工事・換気設備工事などの業務を展開しています。




現在弊社では、現場スタッフ、施工管理スタッフを募集中です。






この記事では新冷媒への切り替わりに伴う利用者が注意すべき点についてお伝えします。


環境負荷の問題から冷媒ガスも新しい物に切り替わっていきます。


それに伴い何が必要となってくるのか参考にし頂ければと思います。




1:義務化の背景と冷媒の変化


近年、業務用空調機で使用される冷媒は、環境負荷を減らすために従来のHFCからR32などの低GWP冷媒へと切り替わっています。

R32は地球温暖化への影響が小さい一方で、微燃性(A2L冷媒)という特性を持つため、従来の冷媒にはなかった「燃焼リスク」への配慮が必要になりました。

こうした背景から、冷媒ガスの漏洩を早期に検知するための「冷媒ガス検知器」や安全対策装置の設置が義務化されつつあります。利用者にとっては、単なる法令対応ではなく、環境保護と安全性確保の両立が求められる時代になっているのです。




2:義務化対象と利用者が知っておくべきこと


冷媒ガス検知器の義務化は、以下のような機器や環境で特に重要となります:


一定量以上の冷媒を使用する業務用空調機や冷凍機


商業施設やオフィスなど、人が多く集まる場所


冷媒R32など、燃焼性を伴う冷媒を使用している設備


利用者が理解すべきポイントは「どの冷媒を使っている機器なのか」を把握することです。冷媒の種類によって、求められる安全対策が変わるためです。従来型冷媒(非可燃性)は漏洩時に環境負荷が主なリスクでしたが、R32では漏洩→ガス滞留→発火リスクという新しいリスクが加わります。



3:利用者が注意すべき追加コストとメンテナンス


冷媒ガス検知器の義務化に伴い、利用者には新たに以下のような負担や注意点が発生します:


初期導入コスト:検知器や関連装置の設置には、設備投資が必要となります。既存の空調機に追加設置する場合は、工事費用も発生します。


点検・メンテナンス費用:検知器のセンサーは経年劣化するため、定期点検や交換が必要です。年1回以上の点検契約を結ぶケースもあり、ランニングコストとして考慮する必要があります。


更新・交換コスト:制度変更により将来的に検知器の規格や設置基準が変わる可能性があり、その際は追加の更新コストが発生します。


業務への影響:点検や工事の際、一時的に空調を停止する必要があり、業務スケジュールに影響する場合があります。


これらのコストや対応を見越して、長期的な運用計画に組み込むことが重要です。




4:導入メリットと課題


検知器や安全装置の導入は、利用者にとって次のメリットをもたらします:


安全性の向上:漏洩ガスを早期に発見し、人体被害や火災リスクを未然に防止。


大規模トラブルの回避:漏洩が小さい段階で対応できれば、冷媒補充や大規模修理を防ぎ、長期的なコスト削減につながります。


安心感の提供:従業員や来客に対して、リスク管理を徹底しているという信頼につながる。


一方で、設置・点検コストの負担は課題です。特に複数台の空調機を運用している施設では、全体的な費用増加が避けられません。そのため、事前に見積もりを取り、費用対効果を検討することが欠かせません。



5:今後の対応とまとめ


今後、冷媒の種類はさらに転換が進み、R32に加えて新しい低GWP冷媒が導入される可能性があります。その際、利用者にとって重要なのは「自分の設備がどの冷媒を使い、どのような安全対策と維持費用が必要なのか」を常に確認することです。制度や法令は変化していくため、点検業者や管理会社と連携し、最新の対応とコスト管理を継続することが欠かせません。




まとめ:追加コストとメンテナンスも含めた計画が重要


冷媒ガス検知器の義務化は、単なる規制強化ではなく、冷媒の変化に応じた「新しい安全管理の常識」です。従来冷媒とR32では、リスクの性質そのものが異なります。利用者は「冷媒の種類を理解すること」に加え、制度変更によって発生する初期投資・点検コスト・更新費用を見据えた運用計画を立てることが必要です。これにより、安全性・環境保護・事業継続性をバランスよく守ることができます。




弊社ではこうした新冷媒に対応した工事工事、メンテナンスまでを一貫で対応しております。


空調機の事でお困りごとがある企業様、お気軽にお声掛けください。












最後までご覧いただき、ありがとうございました。
















株式会社 三栄空調


愛知県刈谷市大正町5-315


電話:0566-22-5711


FAX:0566-22-5665