こんにちは!株式会社 三栄空調です。
弊社は愛知県刈谷市で50年 空調工事業を営んでおります。
刈谷市を中心に空調工事・換気設備工事などの業務を展開しています。
現在弊社では、現場スタッフ、施工管理スタッフを募集中です。
この記事ではエアコンからのカビ臭がする原因と対処方法についてお伝えします。
季節の変わり目、カビ臭い理由がするには理由があります。記事を参考にしていただければ幸いです。

1:なぜ業務用エアコンからカビ臭がするのか
オフィスや店舗、工場などで活躍する業務用エアコン。冷房・暖房を効率よく行える反面、「カビ臭が気になる」という相談は少なくありません。
このカビ臭は、単なる「掃除不足」ではなく、温度・湿度・汚れが複雑に絡み合って発生します。
特に冷房運転時、熱交換器に結露水がつき、ドレンパンに水がたまります。この「湿った環境」に、フィルターや熱交換器に付着したホコリ・油分・有機物が加わると、カビにとって絶好の繁殖環境が完成するのです。
業務用エアコンは一般家庭用と比べて稼働時間が長く、利用人数も多いため、臭いが拡散しやすいのも特徴です。従業員の不快感や来客への印象悪化につながるため、放置はできません。
2:湿度と結露が与える影響
カビ臭を考えるうえで最も重要なのが「湿度」です。カビ菌は湿度70%以上で活発に繁殖し、80%を超えると短時間で増殖が進みます。
業務用エアコンの冷房中には、以下の現象が起こります:
熱交換器で空気を冷却 → 水蒸気が結露し水滴になる
ドレンパンに水がたまる → 排水がスムーズでないと水が残留
内部が常に湿った状態 → カビ菌が繁殖しやすい環境
特に梅雨時期や真夏の多湿環境では、ドレン水が乾ききらず、常に湿気がこもった状態になりやすいのです。
また、厨房や飲食店のエアコンでは、油煙が熱交換器やフィルターに付着し、それがカビの「養分」となって臭いを強めます。湿気+油分という組み合わせは、最も臭いを悪化させる要因のひとつです。
3:季節の変わり目と温度変化の関係
「なぜ夏や梅雨だけでなく、季節の変わり目に臭いが強まるのか?」
それは、温度変化によってエアコン内部の結露や乾燥状態が不安定になるからです。
春〜初夏:冷房と送風を切り替えながら使用 → 内部が濡れたまま停止することが増える
秋口:冷房停止後に湿気が残り、十分に乾燥しない → カビ菌が定着しやすい
外気温が急に下がる時期:内部で冷えと暖まりが繰り返され、結露が乾かずに残留
さらに、気温差が大きいと、エアコン内部と外気の温度ギャップが増え、結露が一層発生しやすくなります。この結果、「カビ臭が強くなるのは季節の変わり目」という現象が起こるのです。

4:カビ臭を助長する汚れ要因
湿度と温度の条件が整っても、内部が清潔であれば臭いは発生しにくいものです。実際に臭いを悪化させるのは、以下の「汚れ」です。
フィルターのホコリ:吸着したホコリが湿気を含み、カビ菌の温床に
熱交換器の汚れ:粉塵・油煙が付着 → カビ菌や雑菌が繁殖しやすい
ドレンパンのスライム汚れ:水分+ホコリが混ざり、ぬめりと悪臭を発生
内部に残った水分:長期間放置でバクテリアやカビが増殖
特に飲食店では油分が、工場では粉塵が、オフィスでは人の出入りによるホコリが臭いの原因となります。
「湿気 × 汚れ」=カビ臭 という構図を覚えておくと分かりやすいでしょう。
5:具体的な対策とまとめ
臭い対策には「日常的にできること」と「専門業者に依頼すべきこと」があります。
利用者ができる対策
フィルター清掃:月1回を目安に掃除機や水洗い
送風運転での乾燥:冷房停止後に10〜30分送風で内部を乾燥
室内湿度の管理:50〜60%に保つことでカビ繁殖を抑制
専門業者に依頼すべき対策
熱交換器・ドレンパンの分解洗浄(年1回推奨)
内部部品の点検と消臭・抗菌処理
季節の切り替え前の試運転点検
こうした取り組みにより、臭いの原因菌を根本から取り除き、清潔な空気を維持できます。
まとめ
業務用エアコンのカビ臭は、
湿度が高く結露が残る環境
季節の変わり目の温度変化
フィルター・熱交換器・ドレンパンの汚れ
これらの条件が重なることで発生します。
特に 梅雨〜秋口 は注意が必要で、放置するとカビ臭だけでなく、カビ胞子や細菌が室内に拡散し、健康被害や職場環境の悪化につながります。
「臭いが気になる=内部清掃のサイン」です。
定期的なフィルター清掃に加え、年1回の専門業者による分解洗浄を組み合わせれば、臭いを抑えるだけでなく、空調効率も向上し、省エネ効果も期待できます。
弊社では現場監理から工事、メンテナンスまでを一貫で対応しております。
空調機の事でお困りごとがある企業様、お気軽にお声掛けください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
株式会社 三栄空調
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