こんにちは!株式会社 三栄空調です。
弊社は愛知県刈谷市で50年 空調工事業を営んでおります。
刈谷市を中心に空調工事・換気設備工事などの業務を展開しています。
現在弊社では、現場スタッフ、施工管理スタッフを募集中です。
この記事では真夏にできる空調機の省エネ対策をご紹介します。
暑い日が続きますが、電力ピークを抑える為にできる事を参考にしていただければ幸いです。
1:夏に空調機の電気代が高騰する理由とは?
夏場になると業務用空調機の使用頻度が大幅に増え、電気代の請求額が跳ね上がるという声を多く聞きます。外気温が35℃を超える日も珍しくなく、室内を快適に保つために空調機の稼働率が高まり、電力消費量が急増します。
さらに、店舗やオフィスなど人の出入りが多い場所では、外気が入り込みやすくなり、冷却効率が下がってしまいます。このような環境では空調機がフル稼働することになり、余計な電力を消費してしまうのです。
しかし、運転方法や設備の使い方を少し見直すだけで、電気代を10〜30%程度カットできるケースもあります。次のブロックでは、その具体的な方法をご紹介します。

2:今すぐ実践できる省エネ運転のポイント
電気代削減のために特別な設備投資をしなくても、日々の運用で効果的な省エネ対策が可能です。
1. 設定温度を1℃高めに
冷房の設定温度を26℃から27℃にするだけで、電気代は約10%前後削減できると言われています。大人数が集まる場所でも、体感温度を下げる工夫(扇風機やシーリングファンの併用)をすることで快適さを損なわずに済みます。
2. 風量設定を「自動」または「強」に
風量を上げることで冷気が空間に早く行き渡り、冷房効率が上がります。一定温度に達するまでの時間が短くなり、結果として消費電力を抑えることができます。
3. タイマー運転・間欠運転の活用
営業時間外や不在時に空調が稼働しないよう、タイマーやスケジュール機能を活用しましょう。たとえば、早朝や閉店間際に1時間ずつ運転時間を短縮するだけでも、月間で数千円単位の節電につながります。
4. 日射遮断(ブラインド・遮熱フィルム)
窓から入る直射日光が室温を押し上げてしまうため、遮光カーテンや遮熱フィルムの設置で負荷を軽減します。最大で室温を2~3℃下げられるため、冷房依存を下げられます。
3:室内機とフィルター清掃の重要性
空調機が汚れていると、冷却効率が大幅に落ちてしまい、必要以上に電力を消費します。
フィルター清掃:1〜2ヶ月に1回は清掃が必要です。汚れたまま使用すると、電力消費が5〜10%増加することもあります。
熱交換器の洗浄:年に1回は専門業者による分解洗浄がおすすめです。内部にほこりが溜まっていると、熱交換効率が低下し、冷えにくくなります。
こうしたメンテナンスを行うことで、本来の冷房能力を最大限に活かすことができ、省エネにも直結します。

4:断熱と湿度管理の見直しでさらなる省エネ効果
お客様ができる断熱対策
天井裏や壁の断熱材の確認・交換は専門業者の仕事になりますが、お客様自身でも以下のようなポイントをチェックできます。
吹出口周辺に結露が発生していないか?
室内に熱気がこもっている場所はないか?
これらの症状がある場合、断熱性能が不十分な可能性があります。業者に相談することで、空調効率を高める改善案が得られる可能性があります。
弊社が提供する断熱塗装による省エネ効果
弊社では、建物の屋根・外壁に施工する断熱塗装も取り扱っており、これは空調効率の向上に大きく貢献します。太陽光の熱を効率よく反射・遮断する塗料を使用することで、屋内の温度上昇を抑えることができ、冷房の負荷を軽減できます。
具体的には、夏場の日中、屋内温度が2〜4℃低下するケースもあり、その結果、電気代を年間で15〜25%削減できたという実績もあります。建物自体の温度上昇を防ぐことで、冷房運転時間や出力を抑えられ、空調機の寿命延長やCO₂排出削減にもつながります。
空調設備の見直しとあわせて、建物全体の熱対策として断熱塗装を取り入れることで、より強力な省エネ効果を期待できます。
湿度管理の重要性と対策
冷房効率を高めるうえで、温度だけでなく「湿度管理」も極めて重要です。
湿度が高いと体感温度が上がり、実際の室温よりも不快に感じてしまいます。その結果、設定温度を必要以上に下げてしまい、電力消費が増える要因になります。
そこで、湿度を適切にコントロールすることで、設定温度を高めても快適性を保ちつつ、省エネが可能になります。除湿運転を併用する場合は「自動モード」や「弱設定」などを選び、冷房とバランスよく運用するのがポイントです。
ただし、除湿運転には注意点もあります。
除湿中は排熱量が増加し、周囲の温度が上昇する可能性がある
過度な除湿は消費電力を上げる場合がある
そのため、湿度計などで室内環境を定期的にチェックし、必要以上に除湿しないよう心がけましょう。適切な湿度は40%〜60%が目安です。
5:設備更新も視野に入れた長期的な省エネ戦略
空調機が10年以上使用されている場合、最新のインバーター型機種への入替えを検討することで、
消費電力30〜50%削減
CO₂排出削減
故障リスクの低下
といった効果が見込めます。初期投資はかかりますが、省エネ補助金を活用できる場合もあり、長期的なコスト削減につながります。
また、空調機を一元管理できるシステム導入も、電力ピークカットや効率的な運転管理に有効です。
まとめ:小さな工夫が大きな省エネに繋がる
夏の電気代は、空調機の使い方一つで大きく変わります。設定温度や風量の見直し、こまめなフィルター清掃、断熱・湿度管理の改善といった日常的な工夫により、月々の電気代を10~30%削減することも十分に可能です。
当社では、省エネ診断から空調機の定期メンテナンス、最適な設備更新のご提案まで、一貫したサポートを行っています。空調コストの見直しをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
弊社では現場監理から工事、メンテナンスまでを一貫で対応しております。
空調機の事でお困りごとがある企業様、お気軽にお声掛けください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
株式会社 三栄空調
愛知県刈谷市大正町5-315
電話:0566-22-5711
FAX:0566-22-5665

